2026年1月

 新年あけましておめでとうございます。本年も鍼師祥寿院をよろしくお願い申し上げます。11月から穏やかに推移した気温が、12月中旬から寒波で一気に冷え込み、年始も冷え込みが続きそうです。東洋医学的には寒い時期に影響を受ける臓器は、冷えた身体を温めるために、余分な水分をどんどん尿にして排出する腎系統(腎臓・泌尿器)で、体表ではに現れます。人間というものは絶対的な寒さ(例えば、気温0℃が続く)より、相対的な寒さ(前日15℃で今日5℃など)の方が耐え難く、12月は腰痛・坐骨神経痛が頻発しました。ギックリ腰は通年見られる症状ですが、この時期は特に注意です。足腰下腹部を積極的に暖め、お小水をマメに出して膀胱を出来るだけにし、「腎兪」「三陰交」「湧泉」お灸刺激を心がけましょう。

 今年は年末年始を比較的ゆっくりと過ごせている方も多いかと思います。気の緩みから年末の疲れがドッと出たり、正月の食生活の乱れは如何ともし難いところ。特に正月と言えばお餅。ついつい食べ過ぎてしまいますが、実はもち米は、血をネバネバさせて身体に熱が籠った「湿熱」という状態に導きます。この湿熱は、熱を持つ炎症疾患(関節痛・リウマチ・蓄膿・蕁麻疹・化膿など)や胃腸が疲れて口内炎等できる人には好ましくありません。美味しいけれどお餅はお正月のみとしましょう。清熱・利尿があるキュウリや清熱・生津(体液補充)作用のあるトマト、漢方薬として薏苡仁(はとむぎ)で調整するのも良いですよ。

 さらに寒い時期に気を付ける病気は血管病冬の入浴によるヒートショック。早朝のトイレで、寒さによる毛細血管の緊張と血圧の急上昇脳卒中をおこす事例も増加します。最高血圧と最低血圧の差を脈圧と言いますが、これが大きい人は血管壁の弾力が失われ、動脈硬化が進んでいる証拠なので特に要注意です。症状としては、風邪症状が無いのに頭痛がして、左手の脈が右と比して早く激しく打っている場合(中風脈)、心臓や脳に大きな負荷がかかっていると自覚しましょう。ツボ療法としては、「膻中」や、「心包経(前腕の掌側中央を手首から肘までのライン)」を10秒ほど指圧刺激すると心臓の負担軽減で有効です。

 2026年は干支で言うと丙午(ひのえうま)にあたり、「丙」も「午」も火の性質を持つことで、強いエネルギーで前進し、道を切り開き、成功を収めるという運気が上がる縁起の良い年とされています。経済ボロボロながら影響力とアクの強い中国や、どっちを向いてるのかよく分からないトランプ率いる米国など日本を取り巻く環境も厳しいですが、一歩一歩力強く前進してほしいものです。普段引っ込み思案で、人見知りで、慎重派の鍼師も、今年は大胆に失敗を恐れず、色んなことに挑戦する一年としたいと思います。で、何に挑戦するの?う~ん、何にしよう?神仙華佗を目指す?(無理~)

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