11月は最高気温24℃の陽気から3日後には9℃でいきなり冬といった変化もあり、風邪引きやギックリだけでなく、寝違いの方も多く居られました。後半は木枯らし吹き荒らす…とはならず、日中は穏やかな秋晴れが続きました。
さて、長期の休みになりそうな年末年始に向けて、仕事が多忙を極めることもさることながら、忘年会等々の飲み会も重なってきます。この、ついつい暴飲暴食につながってしまう会食の機会が繰り返されると、消化器の不調につながり、調子悪くても暴飲暴食を繰り返してしまう悪習慣が年が明けても継続されてしまうので要注意です。
まずは、暴飲暴食で、忙しさやストレスも加わり、朝起きたら胃がドーンと重痛く、背中に痛みが生じたりすると胃や十二指腸の潰瘍。足の「衝陽」(足の第2,第3指の骨間、足骨の高くなっているところ)というツボに圧痛反応が出ますので、ここにじっくり、指圧や灸の刺激を加えてみましょう。無理を重ねると吐き気とともに吐血したり、さらに穴の開く潰瘍穿孔(せんこう)に至っては腹膜炎併発など命に関わり、要手術となるので注意です。「足の三里」も動きの鈍くなった胃の状態を蠕動運動を促進し回復させます。
ここでもう一点お勧めしておきたいのが、週一回の夕食の断食です。昼食から、翌朝食までが空くと16時間以上の空腹時間を作ることができます。このことで、暴飲暴食で拡張された胃の大きさがリセットされ、空腹が味覚もリセットし、脳に満足感を与えてストレスを解消できる美味しく食べられる食事が取り戻せます。空腹状態はサーチュイン遺伝子(若返り遺伝子)を刺激し、オートファージが活性化して、細胞の作り替えを促進。肥満モードが脂肪燃焼モードにも切り替わります。また、睡眠時に消化器系に血液が集まらないことで、骨格筋に十分血流が保てて身体疲労がしっかり回復します。
飲酒については、「今日は酒量が多そう」と予測される場合は、できるだけ急激な血中アルコール濃度の上昇を避けるため、早めに油分(油系のつまみなど)、ムチン成分(納豆などネバネバもの)、キャベツ(ビタミンUを含む)を摂ったりしておきます。そして悪酔い予防に肝臓の代謝を高めアルコールの分解を促進するタウリン(イカやタコ)、L-システイン、セサミン(ゴマ)を摂っておき、飲食後の水分も十分摂っておきます。ちなみにウコンのクルクミンも有効とされますが、脂肪肝の人には肝障害につながるとの報告もあるので、連日の摂取は避けた方が良さそうです。ツボ療法としては、肝臓に負担が掛かり疲れてくると「太衝」周囲(第1指と2指の骨間の線上)に圧痛反応が出ますから、ここの刺激が有効ですよ。
元旦から大地震と大変な幕開けとなった令和6年でしたが残りあと1ヶ月。
日本は労働力がどんどん不足していく問題に直面してますが、今までの外国人労働者拡大一辺倒ではなく、国民民主党の103万円の壁を取り払う主張が実を結び、労働力不足の改善と収入増加による景気回復に繋がることを期待し、終わり良ければすべて良しという感じで乗り切りたいですね。タマキン(玉木代表)、ウチのカミさんは「不倫問題でガッカリや〜」と言ってるけど、そんなことより政策実現が大事や!頑張れタマキン、応援してるで〜。